【メリッサ】(シソ科)

■からだに効く花図鑑/1997.5月号■


■ハーブの歴史■

 メリッサはヨーロッパではとてもポピュラーなハーブで「レモンバーム」という名前でも親しまれています。名前のとおりレモンに似た香りがするので、スープやソース、サラダなどに加えると食欲をそそられます。
 メリッサという名前はハチミツを意味するラテン語に由来しているとか。ハチミツの利用法を発見した妖精の名前であるとも言われます。また、ギリシャ神話で神々の王として知られるゼウスは、
父クロノスが「お前は息子に殺される」と予言されたために母レアーにより隠されました。そしてハチミツで育てられたと言われています。このとき世話をした女性の名がメリッサの語源とも言われます。
 語源や神話はともかく、メリッサ畑には本当に沢山のミツバチがいて楽しげに遊んでいます。暖かいこの季節、ハーブ園にお出かけになってはいかがでしょうか。

■効用■
[体やお肌に対して]
@ 強壮作用があります。
(高血圧、心拍をゆっくりさせる)
A

子宮を強くする働きがあります。
(月経不順、月経痛)

B 健胃作用と消化を促進する作用があります。
(消化不良、肝臓の強壮、下痢、鼓腸、吐き気)
C 痛みを鎮める作用があります。
(腹痛、偏頭痛)
D 抗アレルギー作用があります。
E 発汗作用と解熱作用があります。
F 止血作用があります。
(創傷)
G 皮脂の分泌を抑えます。
(脂性肌、脂っぽいヘアと抜け毛)
H 真菌の感染症や皮膚のトラブルに有用です。
(水虫、ヘルペス、湿疹)

 

[心に対して]
@ 心を明かるくさせる働きがあります。
(メランコリー、うつ、悲しみ)
A

過敏な感覚を鎮静させる働きがあります。
(ショック、ヒステリー)


■アロマテラピーの活用法■

 

 清々しいレモンのような香りがするメリッサは女性に限らず 男性にも好まれる香りでしょう。気分を明るく爽快にさせ、心を前向きにさせてくれるので、冬の間何となく停滞気味だった 心や体のリズムをリフレッシュさせ、春からの良いスタートに役立てたいものです。季節の変わり目は心身ともに調子を崩しやすいのでこんなときこそアロマテラピーを有効に活用して頂きたいものです。

 私が男性用に作るアロマのグッスの中で喜ばれるものに、アフターシェープ用のローションがあります。男性は毎日のよう に髭を剃りますが、時にはキズを作ったり、出血してしまうことがあるようですね。また、肌の表面がかさつきがちなのではないでしょうか? 作り方は50ccのミネラルウォーターに10〜15滴の精油をブレンドします。アフターシェープ用としてメリッサ以外の精油でお勧めのものはサイプレス(止血作用)、ラベンダー(新しい細胞の成長促進)、シダーウッド(脂性肌・収れん)などです。 このローションを宿泊の出張時にお持ちになるとアフターシェープ以外にホテルの部屋の床に撒くことで空気の乾燥の緩和と浄化に役立ちます。

■注意■

1.敏感肌の方は低濃度で用いましょう。

2.月経不順を正常化させる働きがありますが、妊娠中は使用を避けましょう。

使用時にはよく振って用います。暑い季節はミネラルウォーターにウォッカを1割程度入れると腐りづらくなります。一ヶ月を目安に使い切りましょう。

 

 

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