○●気分もスッキリ頭のオイルマッサージ●○

「楽々健康アロマセラピー」1997・10月号

“ウワー。頭って重かったんだ!” 植物オイルに精油を何滴か垂らして行う、 頭部のアロマのマッサージ後の感想です。「エー、頭をオイルでべ卜べ卜にするの? 何だかヌルヌルしそうで・・・」と思われる方も多いでしょう。初めは私も恐る恐るの体験でした。今でこそ眼を除いたほとんどの体の部位をマッサージする私も、やはり頭部はー番最後にマッサージしたところです。 頭にオイルをつけるのは勇気が要りますよね。でも全然心配要りません。終わってみると何やら気分スッキリ、頭シャッキリと いった具合です。暑い夏を終え、気分も新たに読書の秋、芸術の秋を迎えるにはとても良いケアではないでしょうか。
  マッサージの仕方もいた
って簡単です。まず洗髪前の乾いた頭皮にオイルを適量塗ります。髪の毛に塗っても結構ですが、頭皮が健康だときれいな髪の毛も生えますから、 あくまでも主役は頭皮です(ここが最も大事なポイントです)。頭皮全体に万遍なくたっぷりオイルを染み込ませ、押して気持ちの良いところを軽くマッサージします。頭の形なんて顔ほど気にしていないので、自分の頭の凹凸さ加減や押して気持ち良いところと痛いところ、

あまり感じないところなど、たくさんの発見があると思います。特に鼻の延長線上の真ん中のライン、瞳の延長線上のラインには多くのツボがありますから念入りにマッサージすると良いですね。
  マッサージが終わったら蒸しタオルで頭を包み、待つこと10分。お部屋でマッサージをしても結構ですが、お部屋が汚れないように浴室でする方が良いでしょう。蒸しタオルをすると、頭の芯まで香りが染み込んだ気分になります。  
 アロマの香りには俗に脳内モルヒネと言われるエンケファリン、Bエンドルフィン、 ドーパミン、セロトニンなどを分泌させ、 気分を明るくさせたり、幸福感を起こさせたり、高ぶった気分を鎮静させる働きがあ ります。マッサージで頭皮の血行を良くするので心地よさは格別です。蒸しタオルの後はシャンプーをします。オイルが気になるようでしたら、いつもより多めにシャンプーしましょう。そしてオイルの落ち具合によってリンスをしなくても構いません。 シャンプーが終わる頃には気分はスッキリ、 頭はシャッキリしています。

ハーブの利用法

 頭をクールにさせる香りの代表と言えばミントでしょう。 気分を爽快にさせるだけでなく、その使い心地は肌までひんやりとさせます。シャンプー後洗面器にお湯を張り、ペパーミントやスペアミントなどの生の葉を軽く1つかみ入れ、(フレッシュハーブが無ければ、ドライハーブでも良いでしょう。この場合は布の袋などに入れて用いると後始末が楽です。ペパーミントのティーバッグなどでも構いません)頭を浸してみましょう。ミントの清々しい香りが頭を覆います。ひんやりした感じがなんとも言えません。そのままし'まらく浴槽に入り香りを楽しんで下さい。ミントの香りで心の疲れがとれた頃にリンスをすると良いでしょう。 ミントの他にレモンバームやローズマリー、レモングラス、 パセリなども気分を爽快にさせてくれます。

アロマセラピーでのケア

 フケ性でお困りの方はいませんか?本格的な乾燥シーズンに入る前に、頭皮のマッサージでケアを始めてはいかがでしょうか。ティーツリーやユーカリ、カモミールがお勧めです。かゆみなどがある場合にもこれらの精油がよいでしょう。逆に頭皮が脂っぽい方にはサイプレス、ジュニパー、シダーウッドがお勤めです。頭皮を収れんさせ、余分な脂分の分泌を押さえてくれます。また、髪の毛がこの頃少なくなってきたなという方にはクラリセージ、シダーウッド、パチュリーがお勧めです。
  これらの精油をスイートアーモンド油やグレープシード油、 ゴマ油(茶色いものではなく透明な低温圧搾のもの)50ccに精油を3、4種類合わせて15滴ブレンドします。この量で髪の短い方なら4、5回くらいはマッサージできるでしょう。1週間に 1度くらいのべースで行うと良いでしょう。

注)
植物油は長く置くと酸化します。酸化した臭いがしたら使用は避けましょう。1ヶ月くらいを目安に使い切りましょう。


精油の作用紹介 (頭皮以外への作用)

☆シダーウッド(ヒノキ科)
@たんをきる作用があります。(気管支炎・せき・カタル)
A殺菌・消毒作用と利尿作用があります。(膀胱炎・尿道炎)
B神経系への強壮作用があります。(慢性のリウマチ・関節炎)
B心を鎮静させ、緩和させる作用があります。(緊張・不安)

☆パチュリー(シソ科)
@収れん作用があります。(ダイエットなどでゆるんだ皮膚の引き締め)
A利尿作用があります。(体内に水分が滞留したとき)
B食欲を抑制させてくれます。
C抗うつ作用があるので、無気力なときに良いでしょう。

☆ユーカリ(フトモモ科)   (高血圧の方には不適です)
@抗ウイルス作用があり、呼吸器系に役立ちます。(流感・せき・喉の痛み・去たん・鼻づまり・気管支炎・水疱瘡・ヘルペス)
A痛みを鎮める作用があります。(リウマチ・筋肉痛・神経痛)
B心を平静にします。(怒り・ヒステリー・ショック)
C頭の働きを明晰にし、記憶力・集中力を高めます。

 

参考文献
「アロマテラピーのための84の精油」(ワンダー・セラー著フレグランスジャーナル社)
「メディカルハーブ」(ペネラピ・オディ著日本ヴォーグ社)

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