
○●木枯らしの季節、抜け毛対策をアロマで●○
「楽々健康アロマセラピー」1998・12月号
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“先生、不思議なんだよな。産毛が生えてきたんだ。”思わず私はニンヤリしてしまいました。この方は30代に入ったばかりなのに頭皮がはっきり見えるほど髪の毛が薄くなってきていました。本人は明るい性格なので日頃は薄くなった頭のことなんかあまり気にしたそぶりも見せていませんでしたが、やはり悩んでいたのでしょう。はじめ私が“アロマのローションやヘッドのオイルマッサージが髪の毛に良いよ。”と言っても半信半疑でした。しかし、日頃のストレスや疲れを取るための1ヶ月に1度の全身のアロマのオイルマッサージの効果も相まって頭皮にも良い効果が現れたのでしょう。
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| 仕事のしすぎやストレスの多い方の頭皮のマッサージをすると“硬いなあ”という印象を持ちます。もちろんこのような方は肩や首が凝っているのは言うまでもありません。首に続く頭の筋肉も同じように凝っています。同じように頭の皮膚の組織も締まった感じになるのでしょう。するとどうでしょう。髪の毛に栄養を与えている毛包への血行が不良になります。1つ1つの細胞も私たちと同じで、ご飯と酸素が与えられなければ、元気がなくなったり、寿命が短くなることも簡単に想像できますね。 ですから表皮はもちろん、その下の毛包がある真皮層へも容易に浸透する植物油と精油でのマッサージは血行が改善されるのでとても良いケアの方法です。また植物油でのマッサージは毛穴から汚れを浮き上がらせてくれるので、その後しっかりシャンプーすれば頭皮は皮を1枚剥いだようなそんなすがすがしい感じです。アロマ入りの植物油で頭をマッサージしているとき、リラックスできる香りに包まれながらボーッとできるひとときを持つことで身体にもこころにも良いトリートメントになりそうです。 |
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●ハーブの利用法● |
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脱毛症に良いとされているハーブにはアルニカとサザンウッド(キダチヨモギ)があります。両ハーブとも浸剤(乾燥ハーブなら30g、生のハーブなら75gに熱湯を注ぎ、10分蒸らして成分を抽出させます。なるべく湯気とともに成分が蒸発しないようにします)を作り、リンスの代わりに用いると良いでしょう。サザンウッドはこの浸剤をお茶の代わりに飲まれても結構ですよ。 体型がやせ形で疲労感を感じやすい方は五味子(チョウセンゴミシ)アンゼリカなどの浸剤を飲み、腎臓や肝臓のエネルギーを増加させるのも頭皮に良い影響を与えるでしょう。逆に体格がよく、肌がくすんで黒いタイプはマシュマロウやレモンバームの浸剤を飲むと、身体の老廃物が除去され、血行も改善されて良いでしょう。 |
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●アロマセラピーでのケア● |
| 植物油でのヘッドマッサージはシャンプー前に行います。髪が濡れているとオイルをはじいてしまうからです。髪よりも頭皮にオイルを染み込ませるつもりで行います。ベースとなる植物オイルはゴマ油(茶色ではなく淡い黄色のもの)や椿油が適しているでしょう。50ccの植物油にアロマの精油を15滴入れます。精油は1種類よりも3,4種類ブレンドした方が香りにも膨らみが出ますし、相乗効果が出るようです。抜け毛対策として、脂っぽい頭皮の方にお勧めなのが、クラリセージ、シダーウッド、ローズマリーなどです。乾燥気味の頭皮ならパチュリー、カモミールやサンダルウッド、ラベンダーなどです。5〜10分行い(できれば10分くらいそのままにしてオイルを染み込ませます。)シャンプーします。マッサージが面倒という方はハーブ水やアロエ水に精油をブレンドして、ローションとして用いても良いでしょう。 |
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●精油の作用紹介● |
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☆クラリセージ(シソ科)(妊娠中は禁忌) ☆シダーウッド(ヒノキ科)(妊娠中は禁忌) ☆ローズマリー(シソ科)(妊娠中は禁忌) |
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| ●参考文献● |
| 「アロマテラピーのための84の精油」(ワンダー・セラー著フレグランスジャーナル社) 「メディカルハーブ」(ペネラピ・オディ著日本ヴォーグ社) |