○●アロマでみずいぼを退治しよう!●○

「楽々健康アロマセラピー」1999・6月号

“先生、みずいぼもほとんど出なくなりました。”幼稚園に通う娘さんをお持ちのお母さんからの言葉です。はじめお母さんがストレス解消や疲れを癒すために私の治療院においででしたが、アロマのマッサージでご自分が疲れにくくなったり、体調が崩れにくくなったことでお子さんの体調管理にも是非ということで冬に猛威を振るうインフルエンザや風邪の予防としてラベンダーやカモミールの精油の入っているオイルで行うマッサージを秋口から始めました。
 小さいお子さんは咳を激しくしたり、熱が上がったりと体の変化がめまぐるしく、どのお母さんもそのケアに必死です。しかし、予防として体調が悪くないときにケアをするのはなかなか根気がいるものですが、お子さんとのスキンシップも兼ねて楽しくオイルを塗っていたのでしょう。しばらくするとお子さんの方から“オイルを塗って、塗って。”とせがむようになったそうです。お母さんの手のぬくもりと優しいアロマの香りが心地良いのでしょう。こうなったらしめたものです。毎日背中(特に肩胛骨の間)と胸そして肘から手首までの腕と膝から足首までの脚の内側に擦り込むように指示しました。腕には東洋医学で言う呼吸器系に関する経絡や免疫力を上げるツボなどがありますし、

脚にはエネルギーを溜めるために刺激したいツボがあるので体幹部ばかりではなく手や足にも塗ることにしました。結果は上々で幼稚園のお友達の多くが風邪を引いても娘さんだけ元気だったり、咳をして風邪を引いたかなと思ってもすぐに止むそうです。また熱が上がってもすぐ平熱に戻るなど効果があったとお母さんが報告してくれました。
  しばらくして、またこのお母さんから相談があり“子供のお腹のみずいぼはどうにかならないものでしょうか?”というものでした。よくプールに入られるお子さんなのでそこでうつされたようです。お医者さんによってはみずいぼを潰してしまうこともあるようですが広い範囲になるとかわいそうです。幸いそのお子さんは範囲も広くなく小さめのものだったので抗ウィルス作用の強いティーツリーを用いることにしました。しばらくするといぼが小さくなり消えていきました。

ハーブの利用法

  ハーブでは、ダンデライオン(セイヨウタンポポ)の茎と葉から出る白い乳液が、いぼの外用薬として挙げられます。
  毒素が滞積したときに起こりやすい痛風や湿疹、にきびなどに対してダンデライオンの葉や根は浄化薬として働きます。
  いぼの場合も浸剤(乾燥ハーブ30gまた生のハーブ75gに熱湯500mlを注ぎ10分後に濾す)を作り内服すると良いでしょう。1日3回ティーカップに一杯飲みます。
  この浸剤は肝臓や消化器を刺激し、機能を高める作用があります。

 


アロマセラピーでのケア

 ツバキオイルやホホバオイルなどの植物油50ccにティーツリー10滴とラベンダーを4滴ブレンドし、よく振ってからみずいぼとその周りに擦り込んでいました。5才の幼稚園児にはふつう50ccに精油は10滴程度なのですが、みずいぼのウィルスを抑制することを目的にしたこととオイルを塗るのが広い面積でないので少々濃い濃度にしました。するとその場所のみずいぼは結構あっさりとなくなったのですが、ウィルスもがんばるものでオイルを塗っていないところに小さなみずいぼが出てきました。今度もまたそのみずいぼにオイルを擦り込み退治しました。少しするとまた小さいものが出てきたのですが、オイルを塗ることを繰り返していくうちにほとんど出なくなりました。
  このお嬢さんとは別に7才の男の子の体全身にできたみずいぼをお母さんがティーツリーを1%入れたオイルで毎日根気よくマッサージしたところみずいぼが無くなったこともあります。


精油の作用紹介 (抗ウィルス作用以外)

☆ティーツリー(フトモモ科)  
@殺菌・殺真菌作用があるので各種感染症に適応します。(膀胱炎・尿道炎・咽頭炎・水虫・カンジタ性膣炎など)  
Aかゆみを抑えます。(虫さされ・水疱瘡・性器と肛門の掻痒症)  
B皮膚のトラブルに有効です。(ニキビ・日焼け・ただれ)  
Cショックを受けたとき冷静さを取り戻させてくれます。

☆パルマローザ(イネ科)  
@食欲を刺激します。(ストレス性の食欲不振)  
A解熱作用があります。  
B皮膚の更新と成長を促進します。(創傷・しわ)  
Cリラックスさせるとともに気持ちを明るく活性化させまます。

☆ライム(ミカン科)  (塗布後日光に当たるのは禁忌)  
@消化液の分泌を促します。(消化不良・食欲不振)  
A毒素の滞留を解消します。(リウマチ・痛風)  
B収斂作用があります。(脂性肌・にきび)  
C止血作用があります。  
D疲れた心をリフレッシュさせ、気分を明るくさせます。

 

参考文献
「アロマテラピーのための84の精油」(ワンダー・セラー著フレグランスジャーナル社)
「メディカルハーブ」(ペネラピ・オディ著日本ヴォーグ社)

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