○●アロマのシミとりパック●○

「楽々健康アロマセラピー」2000・5月号

“先生!シミが気になるのよね。”良く見るとファンデーションの下にうっすらとシミが見えます。お化粧を取ったらもっと目立つのだろうなと思い、本人が悩むのも頷けるなと思いました。30歳を過ぎると女の人はどうしてもシミができやすいですね。年齢が上になると手の甲や腕にもでき始めます。特に茶道をたしなむ方々は顔と同じくらい手のシミも気にされています。“今になっては遅いけど、20歳代にあんなに日焼けしなければ良かったのに・・・。”と後悔されている方も多いのではないでしょうか。そんな方も諦めないでアロマのシミとりパックを是非行ってみてください。
  作り方は簡単です。パックの基材になる粘土を作ります。普通肌や敏感肌の方はグリーンクレイ(モンモリオナイトとも言う)、脂性肌の方はカオリンの土を用いミネラルウォーターや芳香水(ローズ水、ラベンダー水、カモミール水など)を耳たぶの硬さになるくらいまで加えます。更に精油を加えます。30cc粘土に対して精油を1,2滴垂らしてよく混ぜます。

精油は体液の代謝を促進し、毛細血管を強壮する働きのあるローズやゼラニウム、皮膚の細胞を更新させる働きを持つラベンダー、キャロットシード、軽い漂白作用のあるグレープフルーツやレモン(乾燥肌の人には収斂作用があるので不向き)が良いでしょう。容器にふたをして、そのまま1晩冷蔵庫で置きます。土が水分や精油を吸って滑らかになるのを待ちます。粘土は湿度の低いところでは速く乾燥します。これが小じわの原因になってはいけませんから、必ず入浴中に用います。お風呂に入り血行が良くなってから行うほうが効果的です。洗顔して肌を清潔にし、軽くぬれタオルで水分を取ってから行います。顔をパックするときは目と口の周りは避けて、パックが垂れない程度に厚く塗り5,6分そのままにします。皮膚の汚れを吸着させ、肌の新陳代謝を良くします。首は老化が出やすいところです。また、パック後顔と首の色の差が出てはいけませんから、首や胸元にもパックを塗りましょう。パック30ccで2回はパックができます。防腐剤が含まれていませんので、必ず冷蔵庫で保存します。

ハーブの利用法

   家にあるものでも簡単に古くなった角質を取るパックができます。(以下1回分の量)オートミール大さじ10を熱湯1/2カップに入れ、5分おいてペースト状にします。また、芯を取った皮付きのりんご1/2個、ヨーグルト大さじ大盛り2、蜂蜜大さじ2、卵白1個分をミキサーに入れて30〜45秒回転させます。ここにペースト状のオートミールを加えて10〜20秒回します。顔にまんべんなく塗って10分くらいおき、ぬるま湯で丁寧に洗います。
  また、積極的にシミを取りたい方は血液を浄化し肌をきれいにするクレソンのパックがお勧めです。芯を取って刻んだりんご1/4個、クレソン小さじ3、レモンジュース小さじ1、ライムジュース小さじ1、ジャガイモ(皮つきで刻んだもの)1/8個、きゅうり1/4本、ミントの葉小さじ1、卵白1個。これらをミキサーにかけて45秒回転させます。

アロマセラピーでのケア

パックは1週間に1度くらいを目安に行います。日焼けをしないようにファンデーションなどでプロテクトすることも大事でが、シミを作りやすい人は日ごろのお手入れにツバキ油のマッサージをお勧めします。ツバキ油は日焼けの主な原因である紫外線UV-B波を完全にカットします。また、女性のシミは日焼けだけが原因ではなく、ストレスを多く感じたり、ホルモンのバランスを崩す更年期の方にもにも目立ちます。ストレスを緩和して肌にも良いものにラベンダー、ローマンカモミールがあります。また、更年期になり不足してくるエストロゲンを補うもので肌にも良いものはジャスミン、キャロットシードあります。ツバキ油50ccに精油を3,4種類で合計10〜15滴入れて軽くマッサージしてください。毎日なら5分程度行います。日差しの強くなる今の季節から肌のお手入れをしましょう。


精油の作用紹介 (シミのケア以外)

☆キャロットシード(セリ科)  (妊娠中は禁忌)
@ホルモンのバランスをとる作用があります。(月経不順・子宮の強壮・生殖能力の向上・更年期の症状)
A解毒作用があります。(肝臓障害)
B赤血球を増加させます。(貧血・体の強壮)
C肌の細胞を更新させる働きがあります。(しわ・創傷)
Dストレス感、疲労感を取り除きます。

☆レモン(ミカン科)  (使用後すぐに日光に当たるのは禁忌)
@体液循環を促進します。(免疫系の活性化・老廃物や毒素の滞留)
A体内のpHを酸性からアルカリ性に傾けます。(痛風・関節炎・糖尿病・胃炎)
B止血作用があります。 C気分をリフレッシュさせ、頭の働きを明晰にします。

☆ローズ(バラ科)  (妊娠中は禁忌)
@体液循環を促進し、毛細血管を強化します。(乾燥肌・老化肌)
Aホルモンのバランスをとり、子宮を強壮します。(月経前緊張症・月経不順・不妊症)
B肝臓を強壮します。(二日酔い・肝臓障害)
Cストレスを緩和させ、明るく、幸福な気持ちにさせます。(抑うつ・悲嘆・嫉妬・恨み)

 

参考文献
「アロマテラピーのための84の精油」(ワンダー・セラー著フレグランスジャーナル社)
「メディカルハーブ」(ペネラピ・オディ著日本ヴォーグ社)

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